酸素バー・酸素カプセルの効果は?

東京都出身ながら、どちらかというと「田舎」あるいは「郊外」に区分される研究所長の住んでいる地域ではほとんど目にする事がありませんが、近頃都会では酸素バーや酸素カプセルなるものが人気のようです。

どちらも普段吸っている空気よりも酸素を多く取り入れる事で、リラックスや疲労回復効果が期待できるというのをウリにしていて、ネット上でも公告を時々見かけます。

さて、その酸素バー・酸素カプセルのコンセプトについてちょっと触れてみましょう。

我々が普段吸っている空気には普通20%くらいの酸素が含まれていて、普通の生活をしていてもこの酸素をたくさんの窒素(空気の80%を占める)と一緒に体に取り込んでいるわけですが、この酸素濃度が17?18%くらいになると血中の酸素が足りなくなって体に異常が生じて来ます。

逆にこの酸素濃度を人工的に上げてやると体に取り込まれる酸素が増えることにより、体のあらゆる組織に酸素が行き渡りやすくなります。
病院などで呼吸が上手く行えない患者が酸素吸入を行うのもこのためです。

酸素バーの場合は、チューブなどを鼻先にかざして普通の空気の1.5倍、大体30%くらいの濃度の酸素を吸うというのが一般的のようです。
酸素カプセルのような大掛かりな設備が無いところでも、短時間でも利用できるのが長所と言えるでしょう。

料金は10分で500~1000円くらいが相場らしいのですが・・・これが高いか安いかと言えば個人的にはちょっと高いような気もします(笑)

酸素カプセルは普通よりも酸素濃度の高い空気を吸うという点では酸素バーと同じですが、全身をすっぽり覆うカプセルの中に入り、通常よりも高い気圧をかけることによって更に体に取り込まれる酸素量を増やす事が出来る仕組みのものです。

大きなカプセルが必要ですが、原理からすれば酸素バーよりも高い効果が期待できるでしょう。

ちなみに酸素カプセルは、サッカーのベッカム選手が購入した事からベッカムカプセルなどと呼ばれることもあるそうです。

料金は30分で3000~4000円とか、1時間で5000~6000円くらい。
エステやマッサージなどと同じようなものと思えば、まあ妥当な金額なのかもしれません。

誰でも気軽に利用できる酸素バーや酸素カプセルですが、医療目的で行われる高圧酸素療法と比較すると酸素濃度・気圧ともかなり低いが難点。

残念ながら、今のところ疲労回復や組織の活性化などの効果があるという科学的なデータはあまり揃っていないそうです。

ただ、リラックスするための時間や場所を確保するのとても大事ですから、精神的な効果も考えると予想以上に効果は高いのかもしれません。

都会に行く機会があったら(笑)今度是非試してレポートしたいと思います。

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