食事を食べ切るのはもったいない?
「食事を残すことに抵抗がある」と感じる人は結構多いと思います。
かく言う研究所長もその一人で、食事を全部食べきれずに残ってしまうと、なんとも申し訳ないというか、ものすごく資源、いや他の生き物の命を無駄にしたような罪悪感に苛まれます。
そうすると、お腹が一杯になっていても、「もったいないから食べてしまおう」という発想が出てくる訳ですが、果たして本当に完食すれば「もったいなくない」という事になるのでしょうか?
目の前の食事を食べきれば、確かにゴミは出さずにすみますし、食べた物の栄養が体に行き渡る事になるでしょう。
しかし、既に満腹感を感じているにも関わらず、残った食べ物を食べ切ることが最も良い選択肢かというと、必ずしもそうではないような気がするのです。
まず、必要以上に食べることは肉体、特に消化器官に負担をかけることになります。
そして、摂り過ぎた栄養は体脂肪の増加につながり、健康面から見てもマイナスです。
さらに、お腹がすいていない状態で食べ物を詰め込んでいるわけですから、食事を楽しむという意味でもあまり有意義とは言えないでしょう。
そう考えると、残った食べ物を無理に食べることによるマイナスの影響はかなりのもの。
逆に得られるものは少しの満足感と、ゴミを減らせることだけだったとすると、損得勘定で考えても「賢い方法」とは言えないのでは無いでしょうか?
完食することによってゴミを減らすことが出来ても、無駄に食べることによって体重が増えれば、その分だけ以後の消費エネルギーは上がりますから、総合的に考えると「環境に優しい」というわけでもありません。
そう考えると、「もったいないから」と思って無りやり食べることは、残すことよりもさらに「もったいない」と思うのです。
もちろん計画的に食事をして食材をムダにしないのが最高!なのは言うまでもありませんが、人生には予定外の出来事が付きもの。
外食などで「予想以上に料理の量が多い・・・」というような事態を完全に避けることはできません。
そんな時に目先の直感だけに囚われず、行動の結果にあるプラス面、マイナス面を冷静に評価することが真の「もったいない精神」と言えるのでは無いでしょうか。
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