体温と基礎代謝を上げるには?

「低体温と基礎代謝の関係」では、平常時の体温を一定以上に保つ事が基礎代謝を維持する上で大切で、体温が低すぎるとダイエットが成功しにくいということを解説しました。

それでは低体温になることを予防したり、、低体温の体質を改善して基礎代謝を正常に戻すにはどうすればいいのでしょうか?

まずは体温を正確に測る

自分が低体温かどうかを知るには、何よりもまず体温を正確に把握しなくてはいけません。
しかし、人間の体温は一日で最大0.5℃程度は上下しているため、時間によっても温度が高かったり低かったりすることがあります。

ちなみに体温が最も低いのは睡眠時~目覚め前の時間帯で、朝目を覚ます少し前から夕方にかけてだんだん上昇し、また寝る時間に合わせてだんだん下がる・・・というのが正常な体温変化のパターンです。

人間の体温は一日の中でも一定のサイクルで変動します

だから、出来れば「朝起きた時に測る」というように時間を統一して体温を測るのが理想と言えるでしょう。

どの程度を低体温とするかについては色々な説がありますが、朝方の体温が常に35.5℃程度だったり、昼~夕方の体温が36℃を頻繁に切るようであれば、代謝が落ちている可能性があると考えられます。

また、何よりも生活そのものが不規則だと、自律神経の乱れによって低体温になりやすい状況を作ることになるので、この点には十分に注意してください。

体温の発生源を活性化する

体温の元になる熱の約40%は筋肉から発生しています。
寒いところにいると勝手に体が震えるのも、筋肉の収縮によって熱を生み出して体温を保とうとするためです。

だから低体温を防止・改善するには、日ごろから軽くでもいいので運動を行うようにして、体温を上げてくれる筋肉を活性化しておくことが大切です。

筋肉には体温を上げる働きがあります

さらに筋肉の材料となるタンパク質には体温を上昇させる効果も高いので、食事から必要量のタンパク質が取れているかどうかを確認することも必要でしょう。

体温調整を乱す要因をなくす

上に書いたように人間の体温は自律神経によって保たれているわけですが、エアコンなどで夏に室温を下げすぎたり逆に冬に上げすぎたりすると、体温を調節しようとする働きが鈍ることもあります。

筋肉と同じように、体温調節のための機能もある程度働かせておかないと機能が落ちてしまうわけです。省エネのためにも、冷暖房は控え目にしましょう。

褐色脂肪細胞を活性化する

褐色脂肪細胞の活性化については「褐色脂肪細胞とは」を参考にして下さい。

体温と免疫の関係

「低体温と基礎代謝の関係」で体温が低いと免疫力が低くなると書きましたが、研究所長が公衆衛生学を学んでいた頃にある大学教授に聞いた話では、「子供の頃に細菌などに触れる機会が少なすぎると免疫が未熟になり、低体温体質になりやすい」という主張する専門家も存在するそうです。

大人になってからの改善は難しいかも知れませんが、子供がいる人は過剰な清潔志向にならないようにする事も必要なのかも知れません。

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