プロテイン筋肉は早く落ちる?

姉妹サイト「プロテインマニア」「プロテインで作る筋肉は偽物?」では、プロテインを飲んで付けた筋肉も普通の食べ物だけで付けた筋肉も、その質に差はないということを解説しました。

しかし、噂話には色々なバリエーションがあるようで、プロテインと筋肉の関係に関しては、プロテインで付けた筋肉はプロテインを飲まずに鍛えた筋肉よりも早く落ちる、という考え方をしている人もいるようです。

今回はこの点について考えてみましょう。

筋肉の質が同じである理由

おさらいしておきますが、プロテインも肉も大豆体のなかで分解されてしまえばアミノ酸になるわけで、原料によって性質が変わることはありません。

だから、そこから作られる筋肉の「質」に差は生まれないのです。
このことを踏まえた上で、次の項目に進みましょう。

筋肉と時間の関係

ただ、プロテインで付けた筋肉は落ちやすいという説に100%根拠が無いかというと、必ずしもそうとは言えないかもしれません。

というのも、筋肉には短期間で鍛えた場合ほど、短期間で落ちやすいという性質があると考えられるからです。

筋肉の成長速度と鈍化速度のイメージ

つまり、
・短期間で体を変化させた場合、その変化は失われやすい
・時間をかけて体を変化させた場合、その状態で安定しやすい
ということです。

よって、プロテインなどで栄養補給を行いながら短期間で急激に筋肉を増やすことに成功した人がトレーニングを中止すれば、鍛えていた期間が短い分だけ筋肉が落ちるのも早いという可能性は大いにあります。

この場合、筋肉が落ちる原因となるのはプロテインを飲む事ではありません。
短期間でトレーニングを中止すれば、何を食べていようと筋肉を維持することはできないのです。

同じ努力をするなら成果は大きい方がいいのは当然ですから、プロテインを飲んでより筋肉が成長するのであれば、ぜひ活用するべきだと思います。

筋肉が付いた後の栄養摂取の問題

また、同じようにプロテインでタンパク質を補っていた人がプロテイン摂取を止めた場合も、筋肉が落ちる可能性があります。

もちろんプロテイン以外できちんとタンパク質を摂取できていれば問題無いのですが、仮に栄養が足りなくなったりすれば、能力が落ちるのは当たり前です。

このような現象は決して、
「プロテインで無理やり付けていた筋肉だからすぐ落ちた。」
のではありません。
「栄養状態が悪くなったから筋肉が短期間で落ちた。」
と考えるのが正解でしょう。

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