ウォームアップから始めよう

いざ筋力トレーニングをはじめよう、という時にまず一番最初にやるべきなのがウォームアップ。つまり準備運動によって体を温めることです。

ストレッチよりも何よりも、とにかく最初に体を温める必要があるのです。

ウォームアップを行う理由

体をトレーニングに最適な温度まで温めましょう

理屈から言いますと、ウォームアップを行う目的は主に2つあります。

柔軟性を高める

お風呂などで体を温めてから柔軟体操を行うと、「いつもより体が柔らかくなっている!」と感じたことはないでしょうか?

体が温まると関節や筋肉が柔らかくなり、動かしやすくなります。
この状態で運動すると、関節の角度が急に変わったり筋肉が引き伸ばされたりしてもケガをしにくくなるのです。

力を出しやすい状態にする

人間の筋肉は化学反応によって動いています。

この化学反応には「最適温度」というものがあるので、温度が高すぎても低すぎても十分な力を発揮できません。
持っている筋力を十分に引き出すには、体を適度に温めておいた方が良いわけです。

※ご注意!気温が高いときのウォームアップについて
体温が上昇し過ぎて「最適温度」をはずれてしまった場合は、逆に運動能力が大きく低下します。
(風邪で熱が出た時など「動くのもだるい・・・」という感じがしますよね)
そのため気温が高い場所でウォームアップをやり過ぎると、その後に行う運動で疲労を感じやすくなったり、能力が低下する場合があります。
暑い時期に屋外でスポーツを行う場合は木陰など出来るだけ涼しい場所を見つけて、体温が上がり過ぎないようにウォームアップを行いましょう。

ウォームアップの方法

ウォームアップは体を運動に慣らして温める事が目的ですから、ジャンプやダッシュ、重いものを持ち上げるなど急激に体に負荷がかかる運動方法は適していません。

軽い有酸素運動、例えば次のような運動がオススメです。

ウォームアップには軽い有酸素運動が最適です。

ウォームアップに適した運動

  • ウォーキング・・・手を振って速足で歩く
  • ジョギング・・・会話できるくらいのペースで
  • 踏み台昇降・・・踏み台や家にある段差を利用して
  • その場で足踏み・・・手を振って、ももを高く上げます

どれも強度の低い有酸素運動になっているのが分かるかと思います。

体が温まっていないうちに激しい運動をしてケガをしてしまっては何のためのウォームアップか分かりませんからね。

どれくらいやればいい?

気温が低い時は室温を高めにして、屋外ならしっかり着込んで体が温まりやすい環境を作りましょう^^

逆に夏場は体温が上がり過ぎないような場所で行う必要があります。
時間としては5~10分くらい。少し息が弾んで軽く汗ばむくらいまで体が温まれば十分です。

体が温まるだけじゃダメ?

障害を防止して力を発揮するためには、運動に使う筋肉を実際に動かしてウォームアップを行うことが必要だと考えられています。

つまり体温だけではなく運動に使う筋肉や神経にもある程度の「慣らし運転」が必要という事ですね。

運動前にサウナやお風呂に入ったり、夏場など体が既に温まっているからといきなり運動を始める人もいるようですが、それだけでは十分な効果が得られないことを知っておきましょう。

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