ダイエットで薄毛になる?

「外見を改善したい」というのは、ダイエットを行なう方の多くが意識している願望だと思います。

しかし、体重を軽くし、体を細くすることが出来ても、頭髪が薄くなって(極端に言うと禿げて)しまうとしたらどうでしょうか?

実はダイエットは、間違った方法で行なうと薄毛の原因となる可能性もあるのです。

過度の食事制限が髪へのダメージに

当たり前ですが、人間の体は基本的に口から摂り入れた栄養によって作られています。

髪の毛も例外ではなく、髪の毛を構成しているタンパク質は内臓や筋肉などと同じように、普段の食事から得た栄養を体内で分解・再合成したものです。

だから必要以上に厳しい食事制限を行なうと、筋肉が落ちたり肌が荒れたりするだけでなく、髪の毛にも影響が出てくる場合があります。

毛根細胞に十分な栄養が行き渡らないと、脱毛・薄毛などの原因になります

これは過度のダイエットだけでなく不規則な食生活全般に言えることですが、生えてくる髪の毛が細くなったり、抜け毛が増えて髪の毛の本数が減る・・・という事が起こってしまうのです。

人間の体は栄養素が足りなくなると、生命維持に特に重要な部分である脳や内臓などに優先的に回します。

そして多少のトラブルで命に関わることはないような組織への栄養は後回しにする性質があるので、髪の毛や皮膚の表面のような末端の組織は、特に影響を受けやすい部分になってしまうのです。

薄毛が回復しない場合も

「栄養不足が原因なら、また食べるようにすれば薄毛は治るんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。

栄養不足によって毛根細胞などがダメージを受けたり、一部が死んでしまうと、その後で栄養を与えても、元の機能を完全に回復できない場合があるからです。

年が若くて細胞の再生能力が高い場合であれば、多少のダメージは回復可能だと思いますが、人は年を取るに従って皮膚や毛根細胞の再生能力が落ちてきます。

薄毛が気になってくるような状態の人が過度な食事制限を行なったりすると、毛根に致命傷を与えることになりかねないのでくれぐれも注意してください。

普通のダイエットによる影響は?

ちなみに研究所長の周りで、「運動をしながら軽い食事制限を行なって、徐々に体重を減らす」という方法でダイエットをした人の中に、薄毛になったという人は今のところ一人もいしません。

正しい方法と無理の無いペースでダイエットを行なう場合なら、多少の食事制限を行なったとしても、毛根に栄養が行き渡らないというほどの状態になることはまず無いと思います。

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