身長を伸びなくする食品とは?

体をきちんと成長させるためには、特定の栄養素が大きく不足したりするとNGなのは言うまでもありません。

そして、その中でも身長を伸ばすために重要だと考えられている栄養素の一つがカルシウムでしょう。

しかし、食品の中にはそのカルシウムの吸収を妨げてしまうものがあり、食べ合わせや食べる量によってはきちんとカルシウムを摂っているつもりでも、身長の伸びをジャマする可能性があるのです。

もともと不足しがちなカルシウム

その昔、研究所長が栄養学を勉強しているときに、ある教授がこんなことを言いました。

「色々な物を食べるようにしていれば、特定の栄養素だけが極端に不足することはない。ただしカルシウムだけは油断していると足りなくなるので気をつけてください。」

つまり、カルシウムは栄養素の中でも不足しやすくて、意識的に「カルシウムをたくさん摂ろう!」と思って食べないと所要量(必要な量)を下回ってしまうことが多いんです。

それなのに、貴重なカルシウムが体に吸収されるのをジャマするものを一緒に食べていたら・・・

カルシウムが排出される量が増えると、体の組織に行き渡らなくなります

ビンボーな人の無駄遣いと一緒で、悲惨な結果になることは明らかでしょう。
当然、身長の伸びも悪くなると考えられます。

カルシウムの吸収を妨げる食品

それでは、カルシウムの吸収を阻害する栄養素を具体的にご紹介します。

リン酸化合物やシュウ酸を多く含む食品

燐酸化合物は保存性を良くしたり、粘り気や色の鮮やかさを引き出すためにカップラーメンなどのインスタント食品、冷凍食品、スナック菓子などによく使われています。

インスタント食品

また、自然の食品としてはホウレン草などに含まれるシュウ酸にも、カルシウムと反応しやすい性質があるそうです。

これらの食品を食べ過ぎると、カルシウムと化学反応を起こして体外に排出されてしまう割合が高くなります。

食物繊維を多含む食品

食物繊維は、一緒に摂ったカルシウムなどのミネラルはビタミンなども取り込んで体の外に出してしまう作用があります。

コンニャク

基本的には「体に良いもの」である食物繊維ですが、摂るタイミングについては少し気をつけたほうがいいようです。

アルコールやカフェイン、食塩や砂糖など

アルコールやカフェイン食塩や砂糖なども、摂り過ぎると体内のカルシウムを外に出してしまう作用があると言われています。

ビール

カルシウム不足の対策は?

まずは何と言っても加工食品や塩分、糖分、お酒などの摂り過ぎを避けることが基本です。

ただし、残念がら現代の食生活の中で加工食品を全く食べないようにしたり、悪い食べ合わせ(飲み合わせ)を完全に避けることは難しいのも事実。

現実的に考えればサプリメントなども利用して、はじめから必要量よりも少し多めに摂るようにしておくことが重要だと思います。

特にダイエット中の人は食事から摂れるカルシウムの量が少なくなりがちなので、十分に気をつけてください。

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