トレーニーへのメッセージ

ポイント!
  • トレーニングは「荒行」ではない
  • トレーニングは自分との戦い

基礎知識編の最後の締めくくりとして、これから肉体改造を行う方へのメッセージです。

トレーニングは「荒行」ではない

皆さんは「荒行」というものをご存知でしょうか?
荒行というのは僧侶や山伏が行う修行の一つで、自分から進んで苦しい思いをする事で精神を鍛える方法です。

トレーニングを荒行にしないで下さい

決してトレーニングをこの「荒行」にしないで下さい。

熱心にトレーニングを続けていると、トレーニング中毒というべき症状におちいってしまう人がいるのです。
こうなるとトレーニングしないでいる事に耐えられなくなって、休むことでストレスが溜まったり、罪悪感を感じたりします。

体調が悪いのに無理矢理トレーニングしたり、 他の生活や楽しみ・人間関係を犠牲にしてまでトレーニングにのめり込むようになってしまう人もいるほどです。

確かに、目標を達成するには多少の犠牲は仕方ない場合もあるし、怠惰な生活を続けて気の向くままに生活していたのでは肉体改造は成功しないでしょう。

しかし、トレーニングには終わりというものがありません。大学受験や資格試験と違って、目的を達成してもそこで鍛えるのを止めてしまえば体はやがて元に戻ってしまうのです。
鍛えた体を維持するだけなら軽めのトレーニングでも十分とはいえ、ずっと続けていくには無理の無いペースで行う事が大切です。

まじめで熱心な人ほど「ノーペイン・ノーゲイン」(痛みなくして進歩無し)という考え方をしがちですが、せっかく健康に良いはずのトレーニングがストレスの種になってしまっては意味がありません。

トレーニング量と効果のイメージ図

トレーニングをする上で一番大切なのは「たくさん」行うことではなく「適度に」行う事なのです。

最小限の努力で最大限の効果をめざしましょう^^。

トレーニングは自分との戦い

ジムでよく見かけるのが、初心者なのに実力に見合わない重量で不完全なトレーニングをしている人達です。

反動でウェイトを振り上げたり、中途半端なフォームで行なったり・・・特に男性に多く、俺は力持ちなんだ!という自己主張みたいなものを感じます。
(私にも経験があるので気持ちは良く分かるのですが・・・^^;)

確かに何も知らない人から見れば勇ましく力強く見えるでしょう。
でも経験者や知識のある人達から見ればとても滑稽に見えるし、危険でもあります。 トレーニング自体で誰かと勝負する必要は全くありません。

もしも誰かに勝つ必要があるとしたら、その相手は過去の自分くらいだと思うのです。

トレーニングは自分を誇示するためではなく、自分自身の能力を伸ばす為に行なうことですから、 効果を上げる為に今自分がすべき事は何か? それだけを考えて気長に続けていきましょう!

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