トレーニングの前のウォームアップと全く逆の目的で行うのが、クールダウンという運動です。
学校で受ける体育の授業などでも、激しい運動の後は整理体操やストレッチなどを行うように指導された経験があると思いますが、これらもクールダウンの一種に該当するものです。
今回は、トレーニング後のクールダウンの方法と、具体的な効果について解説しましょう。
クールダウンを一言で簡単に説明するなら、激しい運動によって戦闘モードになった体を通常モードに徐々に戻して行くための作業と言えるでしょう。(言葉が幼稚でゴメンなさいm(__)m)
ウォームアップの場合は体を少しずつ温め、心拍数を少しずつ上げて動きを増やして行くわけですが、クールダウンの場合は逆に火照った体を少しずつ冷やし、心拍数を下げて動きを減らして行くことになります。
だからクールダウンに適しているのはウォームアップと同様に、軽いランニングやウォーキング、自転車こぎなどの有酸素運動や、ストレッチなど「本格的なトレーニングと日常生活の間」というような運動になります。

ただし、あまり長時間行うとかえって体が疲労してしまうので、クールダウンにかける時間はせいぜい10分〜15分といったところです。
また、筋力トレーニングの場合は、ごく軽い負荷で各筋トレ種目と同じ動作を行うこともクールダウンとしての効果があります。
ただ単に「体を通常モードに戻す」というだけでは抽象的過ぎて研究所っぽくないので(笑)次にクールダウンの効果について詳しく見てみましょう。
激しい運動を行うと、人間の体内には乳酸という疲労物質がたまってきます。
だから運動を急に停止してしまうと、この乳酸が筋肉などの組織にたまったままなかなか処理されなくなってしまうのです。
逆にクールダウンのための運動を行って適度に血液を循環させる事で、疲労物質をスムーズに代謝させ、疲労の回復を早める事ができます。
激しい運動を急激に止めようとする事は、猛スピードで走っている車を急停車させようとすることに似ています。
車体には加速がついているのにタイヤの回転を急停止するわけですから、タイヤの表面やタイヤを支えている車軸、ブレーキなどは煙を上げ、激しく消耗する事になるでしょう。
これと同様に人間の筋肉や神経・肺・心臓などの色々な組織は、全体を急停止させようとしてもどこかに負担がかかってしまうのです。
例えば心臓は筋肉と協力して血液を体に循環させていますが、猛スピードで血液を送り出している時に筋肉だけが急停止すれば、体内の血液循環のバランスは大きく崩れてしまう可能性があります。
ウォームアップの時と同じように、体の組織に足並みをそろえて準備をさせるには、ゆっくりと運動の強度を下げていくのが理想的な方法なのです。
前のページは
|
![]() 肉体改造研究所 (筋トレ&ダイエット) トップページへ |
![]() |