「足がつる」という症状は、突然足の筋肉が強い痛みとともに収縮・痙攣するもので、別名「こむら返り」とか医学用語では「筋クランプ」などとも呼ばれています。
ちなみに”こむら”とはふくらはぎにある腓腹筋(ひふくきん)という筋肉の事なのですが、首や足の裏、太もも、腹筋など色々な筋肉で同じように筋肉の痙攣が起こることがあります。

準備運動無しに急に筋肉に力を入れたり、眠っている時の姿勢などが原因で足がつることもありますが、今回はサプリメント研究室のテーマに沿って、足がつるという症状と栄養の関係に着目してみたいと思います。
人間の筋肉は収縮する時にナトリウムやカルシウム、カリウムやマグネシウムなどのミネラル成分がその化学反応に参加してきます。
このため、汗をかくことによって体内のミネラル分が不足してしまったり、水分が不足して筋肉が十分な代謝を行えなくなると、神経が異常な興奮状態になり筋肉が痙攣を起こす可能性が高くなります。
特にスポーツ中に足がつるという症状は、筋肉の疲労に水分やミネラル分の不足が重なって起こる事が多いと言われています。
これらの事を考えると、運動中に足がつる事を防止するには、ミネラル分を含む飲み物・食べ物やサプリメントなどを十分に摂ること、さらに栄養が体の中で十分に循環するように水分をしっかり補給する事が有効だと考えられます。
ミネラル分やの他にも足がつる現象と関連があるとされている栄養素がいくつかありますので紹介しておきましょう。
頻繁に足がつるという人は、それぞれの栄養素が足りているかどうかチェックしてみて下さい。
ビタミンB1が不足すると筋肉が疲労しやすくなり、さらに神経の働きも低下します。
筋肉疲労も神経の異常も筋肉の痙攣を起こす可能性がありますから、ビタミンB1の不足には注意しましょう。
ビタミンB1は牛乳や卵、豚肉、豆類などに含まれています。

アミノ酸の1種に分類されるタウリンという物質は、人間の体内で合成されて運動とともに消費される事がわかっています。
このタウリンの不足も筋肉を疲れやすくさせて、運動能力の低下や足がつるという現象を起こすと言われています。
タウリンを豊富に含む食品としては貝類や魚、イカやタコなどの海産物が代表的です。

栄養を十分に摂っていても、足がつったり、体の筋肉が突然痙攣してしまう事があるかもしれません。
そんな時は痙攣した部分の筋肉を軽くさすったり、ゆっくりとストレッチさせて緊張をほぐす事で痛みを和らげることが出来るでしょう。
そして痙攣を起こしてからしばらくの間は、その筋肉に負荷がかかる運動は避けるようにした方が安全です。
ただし、運動メニューや栄養状態を改善しても頻繁に筋肉の痙攣が起こるような場合は、腎臓や肝臓などの機能に問題がある可能性もあるので、一度は専門家の診察を受けることをオススメします。
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