コーラなどの炭酸飲料は昔から体に悪いというイメージがあり、特にスポーツをしている人の中には「炭酸飲料を飲むと持久力が落ちる」というように、パフォーマンスに悪影響が出ると考えている人も多いようです。

果たして炭酸飲料には、本当にスポーツの能力を低下させるような成分が含まれているのでしょうか?
炭酸飲料は酸性のpHを持っているために、飲み続けると骨が溶けて細くなってしまうとか、歯が溶けて虫歯になると信じている人もいるようですが、人間の体には酸を中和する力があるので、実際にそのような影響はありません。
(そもそも酸性の飲み物が骨や歯を溶かすなら、体に良いといわれているお酢や果物も体に悪いと言う事になるはずですが、そんな話も聞かないですよね?)
ただし、糖分の多い炭酸飲料を飲んだ後は歯磨きやうがいをしないと虫歯になりやすいので、この点には注意する必要があります。
炭酸飲料は、炭酸の刺激で口の感覚が麻痺するため、甘味を出すためには通常の飲み物よりも沢山の砂糖を加えなくてはなりません。試しに気が抜けた炭酸飲料を飲んでみると、やけに甘ったるい飲み物になっていることに気がつくでしょう(笑)
このため何も考えずに炭酸飲料をガブガブ飲んでいると糖分を摂り過ぎるという結果になってしまいます。
しかしこれは量にさえ気を付けていれば解決できる問題ですし、近年は糖分を含まない炭酸飲料や、砂糖を人口甘味料に置き換えた炭酸飲料も発売されていますから「炭酸飲料だから悪い」という図式は成り立ちません。
むしろ激しい運動を行う前後にはある程度糖分を含んだものを摂取する必要があるので、一部のスポーツ選手は炭酸飲料で糖分摂取を行う人もいるようです。
炭酸飲料を飲むと、体内で炭酸ガスを発生するために膨満感(ぼうまんかん:お腹が張ったような感じ)を感じるでしょう。

大量に汗をかく運動をする時に炭酸飲料を飲むと、この膨満感のために飲む水分の量が減ってしまう可能性もありますので、やはり飲む量とタイミングには気をつける必要があります。
実際に市販されている炭酸飲料による研究データはありませんが、炭酸飲料に含まれる重炭酸イオンには、人間の体内で発生する酸性の疲労物質の働きを抑える効果があると言われています。
長年スポーツの世界では悪者扱いされてきた炭酸飲料ですが、この理論が正しいとすると、炭酸飲料は持久力をアップさせる可能性があるという事になるでしょう。
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