筋断裂したときの話
筋断裂とは文字通り、筋肉が切れてしまう症状です。
筋力トレーニングをした後にも筋肉の内部では微細な断裂が発生しているのですが、傷害としての筋断裂の場合はまとまった本数の筋繊維が一度に断裂してしまうので、けっこうな痛みを伴います。
何かの参考になるかも知れませんので、研究所長自身が筋断裂してしまった時の様子を書きとめて置きましょう。
はじめて筋断裂を起こしたのは、中学生の時でした。
農家の息子である友人の家に遊びに行った時のことです。
「納屋で探し物をするから手伝ってくれ」と友人に依頼され、懐中電灯を手に大きな薄暗い納屋の中を歩いてたのですが、納屋の奥に足を踏み入れた途端、いきなり床が抜けたのです。
そして、4メートルくらい下にある地下の床に体を叩き付けられました。
その時は体中が痛かったのですが、とりあえず友人にハシゴを下ろしてもらって地上に上がったあと、骨折やひどい出血が無い事だけを確認して「大怪我しなくて良かった」と帰宅しました。
でも、実は床を踏み抜いた時に右腕の付け根を強く打ってしまったために、右上腕ニ頭筋の一部を断裂してしまっていたのでした。
いわゆる外傷性の筋断裂というやつです。
数日間は腕を曲げようとしただけで刺すような強い痛みがあったのですが、数ヶ月後には生活や運動(体育の授業だけですが)に支障が無いレベルまで回復しました。
そんなわけで今でも上腕二頭筋の付け根の部分には断裂したときの小さなくぼみが残っています。^^;
次に筋断裂を経験したのは筋力トレーニングを始めてから、スポーツジムでベンチプレスのランキングに参加した時です。
3レップ持ち上げられた重量が記録として採用されるルールだったので、一応自分の3レップ限界と思われる重さでの挙上に成功し、それならばと更に重いウェイトに挑戦していたところ・・・。
ピシッ!
と輪ゴムで強く弾かれた時のような痛みが大胸筋を襲いました。
その時は「ちょっと痛い」程度だったので、大胸筋以外のセットを通常通りにこなしてジムを後にしたのですが、やっぱりだんだん痛くなってくるんですよね^^;
家に帰ったころには、着替えるのがちょっと辛かったです。
しばらくは胸の筋トレを休む羽目になりましたが、3週間ほど休んで軽いウェイトから復帰したところ、数ヶ月後には完全復帰することが出来ました。
これはまあ、筋断裂というというより「肉離れ」くらいのものだったんでしょうね。
ただ、一口に筋断裂といっても、その内容は研究所長のようにごく軽く自然治癒が可能なものから、手術が必要なものまで様々で、場合によっては後遺症が残る可能性のあるものです。
筋力トレーニングやスポーツの最中に筋肉に異常を感じたら絶対に無理をせず、正しい診察を受けるようにして下さい。
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