犬の筋肉の構造を眺めてみる

以前に研究所長の家の犬についての記事を書いた事がありましたが、先日家に帰ったときにふと「犬の筋肉ってどんな風についてるんだろう?」と思い、まじまじと観察してみました。

検体はコイツです。(柴犬:3歳くらい)

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大の犬好きである研究所長の父親がやたらと甘やかすのが原因か、あまり人間を「ご主人様」と認識していない感じ(ーー;)

研究所長が帰宅すると狂ったように喜んでダッシュして飛びついてくるので、研究対象としては厄介な存在です。
これは観察前に検体の前処理が必要ですね・・・。

しかし、ひっくり返してしばらくお腹を撫でていればホラこの通り!前処理完了です。
人間様の知恵の勝利です(笑)

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まずは走るときに重要な脚の筋肉を観察してみましょう。

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さすがに犬の脚の筋肉はとてもよく発達しています。
体重との比率で言えば人間の大腿四頭筋など比較にならないでしょう。
かなりのマッチョ脚です。

これは眠りに落ちる直前に撮った胸部の写真。

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人間の胸板部分とは違って胴体が筒状(断面が円形に近い)になっていて、毛皮の上からでも腕の根元の部分の筋肉がよく発達しているのが分かります。

そしてお腹の部分。

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人間のように割れた腹筋「シックス・パック」は無いようです(笑)
形としては人間の様に平面に近い構造ではなく、背骨を中心に肋骨や内臓を取り囲むチューブのような形に筋膜が存在している感じです。

犬の場合は両手足を動かせる範囲が狭いため、胴体を色んな方向にひねる動作が発生する必要性が高いからこんな風になっているのかも知れません。

これは足の部分です。

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根元の部分がマッチョなのに対して、意外と細いのが分かります。

人間の様に腕や足を色々な方向に曲げて作業することがないのも一つの原因だと思いますが、運動能力に関しては体幹部(体の根元)の筋肉が発達している事が重要であることの一つの証明になっている気がします。

これは指、物を引き寄せる時には力が入りますが、稼動範囲はすごく狭いです。

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人間ではほとんど動く事の無い動耳筋。
犬の場合はパタパタととてもよく動きます。
耳もフニャフニャしてます(笑)

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研究日誌などと言いながら、ただ犬と遊んでただけじゃないか!という自己ツッコミを黙殺しつつ、今回の研究日誌を終わります。

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