レポート:人間が不死になったら

インターネット上には、人体に関する面白い情報が色々と存在しています。

「研究所レポート」ではその中から、当研究所の外部研究員であるKEN☆KUNさんに報告していただいた興味深い情報についてご紹介したいと思います。

■レポート:人間が不死になったら

所長様

細胞分裂を制限するテロメアを何とかするテロメラーゼを活性化する物質が発見されたそうです。

細胞分裂の回数の制限が無くなることで人間の寿命は理屈上では不老不死になるとのこと。

記事にもありますが、日本では戸籍上なら人間は不死身なんですけどね(笑)

しかし、細胞分裂の制限がなくなると老化が抑制されるってのは少し疑問です。

細胞分裂で発生するコピーミスのようなものが癌細胞の元になっているのですから長い目でみると全身が癌細胞化することもあるんじゃなかろうか?
とは言っても今よりも健康寿命は格段に長くなると思われるので不老でいいんでしょうか。

別の見方をすれば、現代でも平均寿命が40歳未満の国があることを思えば80歳を越えて生きている日本人は十分に不老不死なのかもしれません。

健康寿命が延びることで高齢化問題は老人が老人でなくなることで解決するかもしれませんが食料問題や人口爆発などの新たな昔から言われている問題が発生してしまいます。

やはり生物には適度に寿命があることが正しいんだと思いました。

■研究所長のコメント

「テロメア」は人間の細胞が持ってる回数券のようなもので、これが少なくなると細胞は分裂しなくなって寿命をむかえるんでしたね。

これを抑制することが、そのまま人間の不死につながらないというのは、なかなか鋭いところをついていると思います。

実は、ガン細胞はこのテロメアで分裂をコントロールしくみが壊れちゃってて、それによっていつまでも生き続けられる(分裂し続ける)んです。

私が実験室で培養していたのも、60年くらいに亡くなったガン患者の細胞(ヒーラ細胞)でした。

ただ細胞を「不死」にするだけだと細胞が暴走しちゃうので、適度にブレーキをかける部分も研究しないといけないんでしょうね。

むしろ、人類のためには食料となるタイプの細胞を改造してどんどん増やしたほうがいいのかも知れません。
たとえば植物や動物の組織細胞とか、食料になるタイプの微生物(キノコ類)とか。

遺伝子組換え全開の食品なので、人々に受け入れられるには時間がかかるかも知れませんが(笑)

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