指先だけでお願いします

ファミコンが初めて発売された頃は、ゲームのコントローラーは非常にシンプルでした。
レバーがひとつ、あるいは十字キー1つとボタン2つとか、その程度の構成です。
だから操作する指も両手の親指だけで十分でした。

しかしその後、ゲームが進化していくに従って、コントローラーのボタンはどんどん増えていくことになります。
LRボタンにトリガーボタン、そしてアナログパッドと使う指の数は飛躍的に増加したのです。

しかも最近は、手だけではなく、体の他の部分を使うゲームも多くなっています。

コントローラーを振ることでその動きを感知するゲームや、体の動きをカメラで捉えて、ゲームがその動作を読み取るものまで色々です。

ゲームが進化して、色々な遊び方ができることは素晴らしいのですが、その反面厄介な問題も出てきます。
それは、ゲームをしていても体が休まらないこと。

これは特にトレーニーにとっては大問題です。

ゲームの操作が指だけで済んでいるうちは、前腕筋群さえ動かせれば操作が可能です。

極端に言えば、腕が上がらなくなるまでショルダー・プレスをした後だって、膝がガクガクして歩けないほどスクワットをした後だって、昔ながらの指先だけでできるゲームなら、寝転がってのんびり楽しめます。
筋肉を休ませながら、ゲームに没頭することができるのです。

しかし、動作を伴うゲームだとそうは行きません。

例えば、上腕二頭筋や上腕三頭筋がひどい筋肉痛の時に「NINTENDO Wii」の「ドンキーコング」や「ワリオランドシェイク」のようなゲームをやったら・・・

 

どんなに腕が痛くても、コントローラーを激しくシェイクしないと遊べない(?o?;)

三角筋や大胸筋、広背筋が疲労している時に「ドラゴンクエストソード」をやったら、どんなに上半身がだるくても、剣をあっちこっちに振り回して「ギガスラッシュ」を繰り出さないといけない(かもしれない)。

ましてや「Xbox」の「Kinect」のような装置を使うゲームでは、全身の動作が必要です。

階段を降りるのが大変なほど脚が筋肉痛になっているお父さんが、小さな子供に
「なんでお父さんは一緒にダンスゲームをやってくれないの?(涙)」
なんて言われたら・・・

研究所長は、心配で夜も眠れません。(><;)

・・・いや、それはさすがに大げさですが(笑)

ちょっとしたアクションゲームでも頻繁に体を動かさなければならないという最近の風潮は、トレーニーとしては歓迎できないのです。

ちなみに周りの人に聞いてみたら、別に体を鍛えていなくても、「仕事で疲れてる時は、ボタンだけのゲームをやりたいなぁ」という人が何人かいました。

ゲーム会社のみなさん、子供に夢を与えるのも大事ですが、疲れている大人のことも、どうか頭の片隅に置いておいてもらえると嬉しいです。m(__)m

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