トレーニーのレベルを表す指標
人間の能力には色々な種類のものがありますが、それらの中でも仕事や学問などにおいて特に重要なものについては、検定や試験のような制度が設けられていることがよくあります。
例えば、学力なら漢字検定や英語検定、そろばん検定やTOEICなどが有名です。
ビジネスの世界なら、簿記簿記や秘書検定、マイクロソフトのMOSなどが定番でしょう。
体力面に関しても、なわとび検定やスキーのバッジテスト、格闘技の団体が発行している段位などが存在します。
そして、そういった誰かの「お墨付き」をもらっていると、他人から見てもその人の能力が一定のレベルに達しているということが一目で分かるわけです。
もちろん多少の個人差があるとはいえ、英検一級を持っている人が簡単な英文すら理解できないということはまず無いでしょう。
本人にしてみても、「自分は○○検定○級の能力を持っている」という事実があれば自慢にもなるし、何より必要なときにアピールしやすいというメリットがあります。
しかし、筋トレに関して言うと、こういう広く知られた能力の指標というものが存在しません。
もしかしたらどこかの団体が独自の検定や資格試験などを実施している可能性はありますが、仮に「ベンチプレス検定1級」みたいなものを持っていたとしても、それがスゴいのかどうかは誰にも分からないでしょう(笑)
そういった意味で、トレーニーにはその能力を客観的に評価する便利な指標が存在しないのです。
「ベンチプレスで100kg上げられるぞ!」という自慢くらいはできるかも知れませんが、その人が実際にどんな道具を使って、どれだけ正確なフォームでベンチプレスをしているのか、そしてそもそもそれが本当なのかどうかは簡単には調べようがありません。
TOEICのように顔写真入の証明書が発行されたり、バッジテストのように合格を証明するものをもらえるわけではないので、場合によってはそれが真っ赤なウソでも確かめようがないのです。
仮にジムなどで「やってみてよ」と言ったところで、「昔はできたんだよ」と言われてしまえばそれまでです。
というわけで、トレーニーの運動能力に関しても、そのレベルが一目で分かるような指標を定めてみるというのはどうでしょうか?
「トレーニー検定1級合格者」とか「マッスルテストスコア700点」みたいな目安があったら、けっこう利用価値はあるように思うのですが。^^
具体的にどのような形で検定を行っていくかについては、また別の機会に考えてみたいと思います。(笑)
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