当研究所では初心者の方に「同じ部位の筋力トレーニングは2〜3日おきを目安に」と説明していますが、このような休養日数はごく一般的な方法ではある反面、全てのケースに当てはまるわけではありません。
筋力トレーニング暦、つまり経験の長さと休養日数の関係についてまとめてみましょう。
筋力トレーニングをはじめて間もない頃は体が慣れていないので、筋肉を強く追い込むような筋力トレーニングよりも、ちょっと余裕を持って行えるくらいのメニューにしたほうが安全です。
それほどハードでない筋力トレーニングの場合、筋肉が超回復を起こすまでの期間は48時間程度(詳しくは基礎知識編の「超回復って何?」をご覧下さい)なので、これくらい休んでおけばオーバートレーニングになってしまう事は少ないでしょう。
ただし、疲労感や筋肉痛が残っている場合は迷わず休養を取る必要があります。
筋力トレーニングを続けていると筋力だけでなく回復力も強くなってきます。
しかし、上級者になっても初心者の場合と同じ休養日数でOKかというと、残念ながらそうではありません。

これは筋力と回復力の成長に差があるためだと考えられます。
数年間筋力トレーニングを積んでいると、筋力が倍以上になることも珍しくありません。
これに対して回復力の方は内臓の機能に限界があるためか、筋力ほどは成長しないようです。
このしくみは、例によって建物に置き換えてみると分かりやすいでしょう。
小さな住宅を建てる場合は3ヶ月くらいの期間で完成させる事もできますが、大きなビルを建てる場合はそうは行きません。
作業する人員をどんどん増やしたとしても、大きな資材を何度も運び、コンクリートを何度も流し入れて固めるためにはどうしても年単位の時間がかかります。

上級者が筋力トレーニングを行うということは、大きく太くなった筋肉が傷つける事でもあるので、1週間程度の休養日を取る方も多いです。
筋力や筋肉の量を増やすタイプのトレーニングを行っているのなら、ずっと同じようなトレーニング頻度では知らず知らずのうちにオーバートレーニングになってしまう可能性があるので注意が必要です。
ちなみに研究所長の場合、筋力トレーニングを始めた頃は2〜3日くらいの休養でしたが、現在は4〜5日から1週間くらいの休養を入れてトレーニングを行っています。
筋肉の受けるダメージは、筋力トレーニングの内容によっても変わります。
一般的には重いウェイトを使ってトレーニングした時ほど筋肉へのダメージは深く、逆に軽めのウェイトで回数を多めにした場合はダメージが浅くなる傾向にあります。
筋肉へのダメージを少なくする(つまり一回あたりのトレーニング内容を軽めする)ことで筋力トレーニングを毎日行うことも可能ですが、その分筋肉への刺激も弱くなるため、筋肉の太さや最大筋力を大きくする方法としてはあまり適していないと考えられています。
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