意思を持って運動する事の大切さ

先日、EMS(電気刺激によって筋肉を収縮させる装置)の効果についてのコンテンツを作成しましたが、今回は神経伝達に関するあるエピソードを紹介したいと思います。

今を遡る事約30年前、ある有名なアメリカンコミックが実写版映画になりました。
その映画のタイトルは「スーパーマン」主役を演じたのははクリストファー・リーヴというハンサムでマッチョな俳優さんでした。

映画は大ヒットし続編も作られ、リーヴ氏は映画俳優として大成功しましたが、1995年に落馬事故によって脊髄を損傷し、不幸にも首から下を全く動かせなくなってしまいました。

神経そのものが首から下につながっていないため、自力で呼吸する事すら出来ず、人工呼吸器などの機械がなければ生きている事すら出来ませんでした。
医者も「神経の損傷がひどいためリハビリは無意味、回復の可能性はほとんど無い」と言いましたが、リーヴ氏はあきらめませんでした。

何度も何度も自分の意志で体を動かそうとした結果、しばらくの後に小指の先をほんの少しだけ動かす事に成功したのです。

これは脳が何度も運動のための命令を出した結果として生き残っていた僅かな神経細胞が回路をつなぎ、首から下に信号を伝えたためだと考えられています。

その後リーヴ氏は更にリハビリを続け、体の他の部分も少しずつ動かせるようになっていきました。
やがて短時間なら自力で呼吸もできるようになり、車椅子の状態ではありますが映画にも出演しました。

彼の奇跡的な回復を世の中の人たちは、
「スーパーマンを演じていた男が、今度は本物のスーパーマンになった」
と称えました。

残念ながらリーヴ氏は2004年に亡くなりましたが、その直前まで自力で歩くためのリハビリを行っていたそうです。

さて、話をEMSに戻しましょう。

人間の筋肉は電気信号で収縮していますから、EMSの電極によっても収縮させること自体は可能です。

しかし、本当に運動の効果を得たいのなら、神経の回路を通じて命令を伝え、自分の意志で筋肉を動かす必要があります。
なぜなら筋肉の運動は脳や神経の運動でもあるからです。

機械で筋肉を収縮させても、その筋肉に命令を出して動かすための脳や神経が「運動不足」なら、普段の生活の中で活性化した筋肉を維持する事は難しくなるでしょう。

便利な器具や機械を探したり試してみる事はとても楽しいですが、自分の体型や能力を変えるのは結局のところ自分自身の意思の力であるということを忘れないようにしたいものです。

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