筋肉大移動

マンガを読んでいると「ちょっと待て、それっておかしいんじゃない?」と思う事は決して少なく無いと思います。

マンガというのはあくまで仮想世界、現実世界の論理が通用しないことは分かっていながら、そこに敢えてイチャモンを付ける下世話なコンセプト「マンガのシチュエーションにわざわざツッコミを入れるシリーズ」の第3弾を書いてみたいと思います。

今回の題材は20数年前に「週刊少年ジャンプ」で連載されていて、アニメにもなった新沢基栄先生の大人気マンガ「ハイスクール奇面組」「筋肉大移動」です。

「荒唐無稽がウリのギャグマンガに突っ込みを入れるほど日誌のネタに困ってるのか!」思う方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそうではありません。
単に研究所長がこのマンガを好きだっただけです。(笑)

さて、この「ハイスクール奇面組」では、タイトルにもなっている奇面組のリーダーである一堂零くんが、筋肉大移動という技を使います。

これはどういう技かと言うと、腕や脚など特定の部分に全身の筋肉を移動・集中させて、体の一部だけをマッチョにすることで、その部分だけが怪力になるというもの。

しかし、この技にはおかしな点がいくつかあります。

「筋肉が移動すること自体がおかしいんだから、そんなツッコミは無意味だ!」と思うかもしれませんが、そうではなくて筋肉が移動するという現象と、その効果の関係がおかしいのです。

そもそも、筋肉だけが移動しても、それだけで大きな力が発揮できることはないはずです。

筋肉は腱などによって骨と結合されていて、そららの結合組織や骨格そのものに強さが無いと、筋肉が収縮した瞬間に筋断裂が起こったり、骨折したりしてしまうことになるでしょう。

仮に「筋肉大移動」というのはあくまでも省略表現で、実は筋肉を支えている組織も一緒に移動しているのだとしても、まだ疑問は残ります。

そもそも腕力として怪力を発揮する場合、メインの筋肉として力を発揮するのは腕そのものにある筋肉ではなく、腕を支えている胸や背中の筋肉です。
だから、腕で怪力を発揮する「筋肉大移動」なら、大胸筋や広背筋などに筋肉が集まらなくてはならないと思うわけです。

さらに言うのであれば、上半身の動作を力強く行うためには、重心を安定させるために足腰の筋肉も必要になるでしょう。

そうすると「筋肉大移動」という技の名前は「四肢・体幹筋および関連組織大移動」にでもすべきだと思いますが、さすがにちょっと名前が長すぎるでしょうか・・・。

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