割り箸と紙袋の怪

マンガを読んでいると「ちょっと待て、それっておかしいんじゃない?」と思う事は決して少なく無いと思います。

マンガというのはあくまで仮想世界、現実世界の論理が通用しないことは分かっていながら、そこに敢えてイチャモンを付ける下世話なコンセプト「マンガのシチュエーションにわざわざツッコミを入れるシリーズ」

今回はリクエストに基づいて、大迫力の格闘技マンガ「グラップラー刃牙」の中に出てくる、「割り箸と紙袋」というエピソードを題材に書かせて頂きたいと思います。

このエピソードが登場するのは「グラップラー刃牙」の第一巻で、主人公の刃牙(バキ)が末堂選手と対戦するシーン。

末堂選手が放ったパンチに対して、刃牙は何のガードもせず、逆に末堂選手に向かって突進しながら顔面でパンチを受け止めます。
観客は刃牙が大ダメージを食らった!と感じますが、刃牙は割とケロっとした顔をしていて、逆に拳を痛めて苦しむ末堂選手。

そして、この現象を解説する理論として用いられるのが、「割り箸と紙袋」の話です。

割り箸が入っている紙袋には、大した強度はない。
しかし、超速で割り箸に叩きつけることにより、弱いはずの紙で箸を折るという宴会芸も可能になる。
刃牙はハイスピードで末堂選手の拳にブチ当たることによって、拳を破壊したのだ・・・
と。

いやいやいやいや、そんなバカな(笑)

確かに、ぶつかるときの速度がものすごく速くなれば、普通は柔らかいものでも大きな抵抗となり、相手の物体を破壊することがあります。
水面を思いっきり叩くと、手が赤くなるほど痛んだり、銃弾が人体にめり込んだときに変形してしまうのもそのためです。

しかし、相手の物体が破壊されるからといって、自分自身がダメージを受けないわけではないのです。

水面を早いスピードで叩けば手は痛いですが、その分だけ水面も大きく「破壊」されて水しぶきが上がります。
ピストルで撃たれた時に人体が弾丸を変形させたとしても、その時は「弾丸が体にめり込む」という現象も同時に起こっているのです。

「グラップラー刃牙」で使われている割り箸と紙袋の理論は、突き出される槍(ヤリ)に向かって突進すれば、槍は体に刺さらずに、逆に槍を破壊できると言っているのと同じです。

まあ、「グラップラー刃牙」に出てくるキャラクターたちはキン肉マンの「超人」と同じくらい強靭なので、槍や弾丸くらいは本当に跳ね返すのかもしれませんが(笑)

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