レポート:世にも恐ろしい不老不死の現実

インターネット上には、人体や健康に関する面白い情報が色々と存在しています。

「研究所レポート」ではその中から、当研究所の外部研究員であるKEN☆KUNさんに報告していただいた興味深い情報についてご紹介したいと思います。

■レポート:世にも恐ろしい不老不死の現実

所長様

ニュースサイトで人体の冷凍保存をしている会社の実体を紹介していました。

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20111203_jintaireitou_kodansha/

現代の医学で治療できなくても身体を冷凍保存して未来の技術で復活させようって趣旨です。
http://d.hatena.ne.jp/LM-7/20070406/1175869360

自分はとても懐疑的ですが、商売として成り立ってるんだから真剣に信じている人がいるんですね。

記事を読むと自分が想像していたのとは違ういい加減な作業がなされていることに驚きです。てっきり日本の献体のように死亡後すみやかに加工されるんだと思っていました。

しかし実際は砂漠を普通のコンテナで常温保存されて運ばれてくるとか頭部を切断してから不凍液に入れ替えるとか・・・

死人に口無しとばかりに形だけの作業です。

最も驚いたのが冷凍時の「頭骨に穴を開けてマイクを挿入し、脳にひびが入る音を測定しながら温度を調節していく」って作業です。
生き返ったら脳のシワが増えているってサービスなんでしょうか。

体液を不凍液に入れ替えることで細胞の破裂を防止しているものだと思っていましたが、死んでしまった身体の液体を入れ替える技術は確立されていないようです。

首の切断をノミとハンマーで行うってのも驚きです。
せめてノコギリくらい用意して欲しいところ。
専門業者なんだからギロチンを使うのも効率的です。

そして冷凍保存期間中はネコ缶詰の空き缶のお世話になり続けるってのもシュールです。

さて、この冷凍保存屋さん、冷凍保存はしてくれますが、未来の技術で復活させるって部分にはタッチしていません。
復活にかかる費用をだれが用意するのかを考えてから冷凍保存の契約をする必要があります。

もしくは学者になって未来人が欲しがるような知識を披露できるくらいになっておけば無料で復活させてくれるかもしれません。

■研究所長のコメント

死者を冷凍して「延命」するアルコー延命財団の話ですね。

ここの活動は今までに何度もTVなどで紹介されているのですが、実態がこのレポートの通りだと仮定すると本当に恐ろしいことです。

人間の脳はとてもデリケートな器官ですから、空調も無しの車で長距離運んで腐らせたりしたらニューロンの構造は破壊されて、たぶん未来の技術でも元には戻せないでしょう・・・

私には冷凍された頭部の表情が、まるで嘆き悲しんでいるようにしか見えません(T_T)

アルコー延命財団は今でも活動しているようなので、早急な事態の解明が望まれるところです。

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