標準体重って・・・
フィットネスの世界というよりは健康診断などで昔から使われている目安の一つに標準体重というものがあります。
日本で古くから使われてきたのは、ブローカ式という数式を桂英輔さんという人がアレンジした計算方法で、ブローカ式桂変法と呼ばれているものです。
最近はBMI(Body Mass Index)が広く使われるようになったので、同じように標準体重と書かれていても、ブローカ式ではなくBMI方式で計算された数値が書かれていたりもするようです。
まあ、実際に計算してみると、どちらにしても数値に大きな差はありません。
例えば身長170cmの人の場合、ブローカ式桂変法でもBMIでも63~64kgになります。
標準体重ということは「ちょうどいい体重」ということでしょうから、そんなに大きくズレないのは当たり前なのだと思いますが・・・
個人的に研究所長は、この標準体重というものに疑問を感じているのです。
ストレートに言うと、ある程度体を鍛えて筋肉が付いている人でない限り、標準体重では重すぎなんじゃないかと感じています。
以前にある知人が、「最近腹が出っ張ってきた気がする」とつぶやいていた時のことです。
「それなら、ダイエットでもしたら?」
と言ってみたところ、
「でも俺、標準体重から3kgくらいしか太ってないんだけどなぁ」
という回答が帰ってきました。
彼の身長は170弱で、体重が67~68kgくらい。
確かに標準体重を基準にすれば、そんなに問題があるようには見えない数値です。
でも実際には・・・小太りなんですよね、これが(笑)
お腹は服を着ていてポッコリ出と目立っているし、フェイスラインはちょっと下を向けば二重あご。
ウエストのくびれは皆無。
骨格にもよるので一概には言えませんが、特に体を鍛えていない人は、標準体重だとかなり見栄えの悪い体型になることが多いと思います。
一応、統計では標準体重が最も病気にかかりにくいとされてはいますが、これはあくまでも統計データでの話です。
体脂肪率などについては豪快に無視しているので、標準体重=健康とは限りません。
鏡を見て「これはもうちょっと何とかしないとなあ」と感じるなら、それはやっぱり肉体改造が必要なのでは無いでしょうか。
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