スミスマシンで死にそうになった件(前編)

筋力トレーニングとういものは、十分に注意して行わないと危険。

種目によっては数十キロ、あるいは100キロ以上の重量を扱うわけだから、やり方を間違えたり事故が起きたりすれば、それこそ命に関わる可能性だってあります。

あれは今から遡ること5年以上前、あるジムのスミスマシンを使ってベンチプレスをした時のことです。

そこは、いわゆるフリーウェイトと呼ばれるダンベルやバーベルなどの設備のない、筋トレはもっぱらマシンで行うジムでした。
ただし一台だけスミスマシンがあって、それを使えばソコソコ高重量のベンチプレスやスクワットなどに挑戦することが出来たのです。

たまたま空いている時間にジムに入った研究所長は、これ幸いと誰も使っていないスミスマシンに一直線。
軽いウェイトから本番セットに向けて、ウォームアップを始めたのです。

ハッキリとは覚えていないのですが、多分100kgくらいの重量で1セット目を終了して、90kgにウェイトダウン。
余った筋力を振り絞るべく2セット目を開始。

何度か上げ下げした後、「もう一回できるかな?いや、ヤバイかな?」という状態になりました。

しかしここは、自分を追い込みたいトレーニーの悲しい性(さが)。

「ギリギリならやってやろうじゃないか!」と、バーをラックに戻さず、そのままベンチプレスを続けたのです。

しかしこれが大いなる誤算でした。

既に限界に来ていた研究所長の大胸筋と上腕三頭筋は、最後の1レップを完了することができず、バーは非常に中途半端な位置で停止!
そして・・・止まったバーは、当然そのままという事はありません。
90キロの重さで、どんどんとまた下がってきます。

やがて、研究所長の体はバーとベンチの間でサンドイッチ状態に!

本来、スミスマシンには、安全のためのストッパーをセットしていれば潰されることはないのですが、研究所長はそれを使っていませんでした。
なぜなら、そのストッパーは位置が高すぎて、セットするとバーを胸ギリギリまで下げられないからです。
そんなトレーニーとしての「こだわり」が招いたピンチとも言えるでしょう。

何とか頭だけをもち上げて周りを見渡すと、空いている時間だけに回りにはほとんど人がいません。

胸を押し潰されたこの状態で助けを求めても、ずっと向こうのカウンターにいるインストラクターに声は届くかどうか・・・

絶体絶命!とは言えないまでも危機一髪!のこの状況。

焦らすつもりはないのですが、予想に反して長くなってしまったので、結末は次回の日誌に書きたいと思います(笑)

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