握力で寿命を掴み取れ!

医療や健康に関しては、色々なデータが統計値として集められています。

例えば、睡眠時間と死亡率の関係とか、BMIと成人病にかかる割合のデータ、というようなものを、誰もが一度は目にしたことがあるでしょう。

人間の体質には個人差があるので、特定の個人や人数の少ないグループのデータでは、科学的な信頼性が低いと判断されます。

仮に、近所に住んでいる高校生が、タバコを吸い出した途端に背が伸び始めたとしても、「タバコを吸ったから背が伸びたんだ!」と判断できないのは誰にでも分かるでしょう。

どちらかと言うと、たまたま成長期で背が伸びるタイミングと一致したとか、タバコを吸っていなければもっと背が伸びたかもしれないと考える人も多いかも知れません。

逆に、成長期にタバコを吸っていた人1万人と、タバコを吸わなかった人1万人のデータを比較して、明らかに前者のほうが平均身長が高かったりすれば、タバコと身長の間に何らかの関係があるという説も成り立つと思います。

そんな統計データの1つに、なかなか面白いものがあったので、ここでご紹介しておきましょう。

それは、
握力が強い人ほど長生きする傾向にある
というもの。

厚生労働省の20年にわたる研究によると、握力が強い人はそうでない人に比べて、死亡リスクが低く、さらに心臓病や脳卒中のような病気にかかる確率も低いということがわかったそうです。

これは、握力が直接寿命に関わるよりは、生活習慣と健康状態の関係を示していると考えるのが自然でしょう。

習慣的に運動をしている人や仕事などで体を動かしている人は、そうでない人に比べて握力が強く、握力が強い人=健康状態が良い人というような関連があるのだと思います。

握力だけを一生懸命鍛えれば、その分だけ寿命が伸びるということでは無いでしょう。

というわけで、我々トレーニーは全身をバランスよく鍛え、ナチュラルに強くなった握力で長寿を掴みとろうではありませんか(笑)。

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