飲料水、買ってますか?

ここ20年くらいの間に、ミネラルウォーターの消費量は約20倍くらいになっているようです。

考えてみれば研究所長が子供の頃は、ジュースでもお茶でもないただの水をお金を払って買う機会は少なかったと思います。

実際にそうかどうかはともかく、日本人は「水と安全はタダ」だと思っていると言われていたわけです。

しかし、お風呂や洗濯に使う水はともかく飲み水に関しては、どこでもそのまま水道の水を飲めるような状況だったわけではありません。
まあ、飲んでも死んだり病気になったりすることはないにせよ。
場所によっては「こんなモノが飲めるかぁっっ!」という味だったのです。

不味い水道水は、強い塩素の臭いとカビ臭いというか泥臭い臭いが鼻につくので、浄水器を通したり飲料水以外に限定して使う必要がありました。

飲食店などの中にも、この不味い水道水をそのままお客に出しているところがあって、飲んだ瞬間に「臭っ!不味っ!」と思うことが時々あったものです。

しかしここ最近、明らかにそういう事が減ってきている感じがします。

日本人が水にうるさくなったり、浄水器などが普及したせいもあるとは思いますが、水道水をそのまま飲んでも「臭っ!不味っ!」と思うことが少なくなりました。

なぜかと思って調べてみたところ、どうやらその原因は浄水設備の進歩にあるようです。

水道水というのは、主に河川や井戸の水を浄水設備で浄化して作られます。
昔の浄水設備の場合、沈殿とろ過、消毒によって飲み水を作っていたのですが、それだけだとカビ臭やカルキ臭などがかなり残ってしまっていました。

しかし、最近導入されている高度浄水処理装置では、オゾンによる殺菌や活性炭による吸着処理などによって、臭いや汚染物質をほとんど取り除くことが可能となったそうです。

自治体によっては、「ウチの水道水は美味しい!」と、水道水をペットボトルに入れて売っているところもあるほどですから驚きます。

このまま水道水の質が上がっていけば、近い将来には粉末のプロテインやサプリメントを持っていれば、いつでもどこでも水道水で栄養補給ができる!という時代が来るかも知れません。

浄水設備の進歩は水道料金などにも反映されてしまっているようですが、その都度ミネラルウォーターを買ったりするよりは(たぶん)経済的なんじゃないでしょうか。

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