日本には「うなぎと梅干」「テンプラと氷水」「蟹と柿」といったような取り合わせで食物を一緒に食べると体に悪い影響がある、つまり「食べ合わせが悪い」という古くからの言い伝えがあります。
現代社会では一般的な食品だけでなくサプリメントで栄養補給をする機会も多いわけですが、特定の食品やサプリメントを一緒に摂った時に効果が落ちたり、悪影響が出る事はあるのでしょうか?
食べ合わせとして伝わっているものの多くは単に食間・味の相性が悪かったり、贅沢を避けるという意味合いが強いようですが、中には科学的に考えて好ましくない「食べ合わせ」も存在しています。

例えば上で紹介した例のうち、「テンプラと氷水」は、テンプラの様な揚げ物と一緒に水分を多く摂ると、胃腸に負担がかかるというのは本当の話です。

また、「カニと柿」については両方とも体温を下げる働きがある食品であるため、量によっては体を冷やしすぎるのは事実のようです。
それでは、実際の食事やサプリメント摂取において、食べ合わせ(飲み合わせ?)の影響があると考えられるケースを挙げてみましょう。
脂肪分と冷たい水分を同時にたくさん摂ると体が冷える上に、消化液などが薄められた状態で脂肪分を分解しなければならなくなるため、消化器官の負担が大きくなります。
ただ、元々脂肪分の摂りすぎ自体が避けるべき事ですし、脂っこい物を食べたからといって水をガマンしたりすれば更に体には悪そうなので、結局のところ「脂肪の多いものは控え目に」という結論に落ち着きそうです(笑)
お茶に含まれるタンニンが鉄分やミネラルと化学反応を起こすため、鉄分やミネラルを含む食品・サプリメントとお茶の組み合わせは好ましくないと言われています。
しかし、成分の全てが失われるわけではありませんし、薄いお茶ならその影響はほとんど無いため、最近では薬やサプリメントを飲む際の「禁茶」にはあまり意味が無いとも言われています。
食物繊維は一般的に栄養素の吸収を抑え、消化吸収にかかる時間も遅くする性質があります。
このため脂肪分と一緒に摂る場合はプラスに働きますが、例えばタンパク質を効率良く補給したいような場合には食物繊維系のサプリメントなどは別の時間に飲むようにしましょう。
表面がコーティングされている錠剤やカプセルのサプリメントは、アルコール度数の高い飲み物と一緒に飲むと溶ける速度が早まることがあります。

腸まで栄養成分を届ける必要のあるサプリメントなどは、お酒で飲まないようにした方がいいでしょう。
もっとも、お酒で薬やサプリメントを飲み下すという豪快な人は、あまりいないと思いますが・・・^^;
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