長生きしたければ胃袋を?

胃潰瘍や胃ガンなどの病気にかかってしまった人は、外科手術によって胃袋を切除する場合があります。

胃袋は再生すると思っている人もいるようですが、それは必ずしも正確ではありません。
確かに胃は再生能力が高い臓器の一つですが、それは「ダメージを受けた箇所が元に戻ることができる」というレベル。

残念ながら外科手術などで切り取ってしまった部分が再生することはありません。

肝臓などは半分切り取っても、時間が経てば元の大きさに戻るけれど、胃袋は半分切り取ったら半分の大きさのままなので、胃を切除する手術を受けた人は、たくさんのものを食べられなくなってしまいます。

しかし、実はこれが悪いことばかりでは無いらしいのです。

なんでも胃を切除した人というのは、意外と長生きするんだとか。

人体の臓器というのは、その多くが重要な役割を果たしていて、一つでもその機能が低下すると体全体の機能が大きく低下することがよくあります。

例えば腎臓機能に問題があって透析を受けている人の平均寿命は、健康な人よりもかなり短くなるというデータもあります。
そういう事から考えると胃袋を部分的に失った場合も、体に負担がかかって寿命が短くなりそうに思えるでしょう。

実際に、胃袋を切除した人は体重が大きく減ってしまうことも多いようです。

しかし、自然と少食になることで死亡の原因になりやすい成人病の発生を予防する効果が生まれて、意外なほど健康で長生きできるという専門家の意見もあります。

「じゃあ、ダイエットもかねて、俺も胃を切除しよう!」
なんて人はさすがにいないと思いますが、食べ過ぎ防止が長生きに繋がるという話は理屈としては十分に理解できます。

遺伝子工学の専門家によると、たくさん食べている人間は無駄な消化活動によって老化が速く進むというのは事実だそうですからね
http://www.know-dt.com/DietARC/risk/090_aging.html
http://www.know-dt.com/DietARC/abdiet4/110_antiaging.html

基礎代謝を上げて「食べても太りにくい」体を作ることも大事ですが、健康のことを考えれば「小食に慣れる」ということが最高の健康法なのかもしれません。


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