病中・病後の栄養補給は?

筋力トレーニングやダイエットをしている人などは、いつでもどこでも栄養補給のことを考えているのか、
「風邪をひいたときでもサプリメントを摂って大丈夫でしょうか?」
とか、
「体の調子が悪い時でも、プロテインは飲む必要があるでしょうか?」
というような質問を頂くことがあります。

今回は体調と栄養補給の問題について考えてみましょう。

食欲低下や下痢は体からのサイン

そもそも人間は体調が悪くなると、なぜ食欲がなくなったり下痢をしたりするのでしょうか。
これは、そうした方が生きて行く上で都合が良いということを体が知っているからです。

例えば、食欲が落ちている時は胃腸が弱っていたり、ウイルスや細菌などに感染していることがほとんどです。
そんな状態で食べ物をどんどん食べたら、消化器官は自分自身を回復させつつ、細菌などと戦いながら、さらに食べ物を消化するという重労働をすることになってしまいます。
食欲が落ちている時は内蔵の力が弱っているため、無理に栄養補給を行うと逆効果になりかねません

だから、物を食べないようにして内臓にかかる負担を軽くしようとするのです。

つまり、食欲が落ちている時というのは、食べない方が都合が良い時である可能性が高いということです。

また、下痢をしているときも同様です。
体に食物を消化する力が残っていないのなら、食べたものはさっさと体の外に出してしまった方が負担がかかりませんし、細菌やウイルスに感染している時などは、水分と一緒に体の外に追い出してしまった方が好都合。

こんな時に無理にサプリメントで栄養補給をしても、吸収の効率が悪いだけでなく、回復が遅くなってしまう可能性もあります。

栄養補給は体調に合わせて

だから、体調が悪くて何も食べられないような場合に、「筋肉が落ちてしまうから」なんて無理に栄養補給をするのは止めましょう。

吸収できない時に栄養を体に入れても意味がないですし、むしろ回復が遅れれば筋肉のダメージも大きくなる場合もあるのですから。

ただ、「消化の良い物なら食べられる」という状態なら、話は変わってきます。
一般的に言えばサプリメントなどは消化しやすいように作られていますから、うまく利用すれば胃腸に負担をかけないで栄養補給をする事が出来るはずです。

例えば、ある白血病から復帰したボディビルダーは雑誌のインタビューで、
「退院後はロクに物を食べられなかったが、プロテインが飲めたので栄養補給には困らなかった」とコメントしていました。

病院でも他の薬と一緒にビタミン剤を出したりしますので、お医者さんと相談した上で体調に合わせた栄養補給を行うのが、体調回復のためのベストな方法だと言えるでしょう。

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