トレーニングベルトの効果
ジムなどに行くと、上級者が筋力トレーニング用のベルトを腰に巻いているのをよく見かけると思います。
皮製のベルトが主流のようですが、最近では伸縮する素材やマジックテープ式のものなど色々なタイプが発売されているようです。
今回はトレーニングベルト効果や、その種類についてまとめてみましょう。
筋力トレーニングを行う時にトレーニング用のベルトを腰に巻くのは、主に腹圧というお腹の部分の圧力を高めるためです。
そこでまずは腹圧についてご説明しましょう。

誤解を恐れずにごく簡単に言いますと、人間の体はまるで風船の様に、お腹の中に圧力を閉じ込めているのです。
風船は縮もうとするゴムの圧力によって空気を封じ込めていますが、人間の場合は腹筋や背筋などの筋肉の力によってその圧力を保っています。
風船の空気が抜けるとフニャフニャになってしまうように、柔らかい人間の体がある程度の強度を保つには一定の圧力が必要なのです。
そして腹圧と筋力には、密接な関係があります。
お腹の筋肉を緩ませた状態で力を入れるよりも、ある程度息を吸い込んでお腹に力を入れた状態、つまり腹圧が高くなった状態のほうが力が入りやすいという事は、感覚的にもイメージしやすいのではないでしょうか?
トレーニングベルトを腰に巻いた状態で筋力トレーニングを行うと、腹圧が安定してより強い力が発揮しやすくなるという長所があるのです。
もう一つ、腹圧には腰椎、つまり腰の関節部分を保護するという重要な役割があります。
腰を曲げた状態で物を持ち上げたりすると、テコの原理によって支点である腰の関節には大きな力がかかりますが、腹圧はこの時に体を内部から支える事によって腰への負担を減らしてくれています。

よく腰痛防止には腹筋が効果的と言われるのも、腹筋強化には腹圧による腰の保護効果があるためです。
特にスクワットなど腰に大きな負担がかかる種目では、腰痛防止のためにトレーニングベルトを着用する事が望ましいと言えるでしょう。
トレーニングベルトにもいくつかの種類が存在します。
なお、普通のベルトと違ってセット時にきつめに巻くので、ウエストサイズよりも数センチくらい小さなサイズに設定できる長さのベルトを購入しましょう。
←体の正面側が細く、背中に当たる部分が幅広です。
もっとも標準的なトレーニングベルトです。体の前(お腹側)が細くなっているので体を曲げてもあまり邪魔になりません。筋力トレーニング用ならこのタイプを選ぶのが良いでしょう。
←全体が幅広になっているので広い範囲をカバーできます。
ホールド性の高いベルトで、重い重量を扱う時に使われます。
パワーリフティングなどの競技用として使う以外には、特に必要ありません。
←金具式ではないので、細かなサイズ調整ができます。
マジックテープで細かいサイズ調整が可能なタイプもあります。
効果としては皮製のものと大きく変わりませんので、好みに合わせて選べばよいと思います。
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