筋力トレーニングで体を強く・たくましくするなら、脂肪など付けずに筋肉だけを付けたいですよね。
され、脂肪を付けずに筋肉だけを増やす・・・という理想的な増量というのは可能なのでしょうか?
筋肉や体脂肪というのは、食事によって体の中に入ってきた栄養素とエネルギーによって合成されるものです。
体の機能を維持しながら、さらに新しいものを作り出すわけですから、筋肉にしても脂肪にしても、新たな合成には普段の生活に最低限必要なエネルギー(基礎代謝)+を上回るエネルギーが必要になってきます。

『ダイエットの基礎知識』のコンテンツでに人体を「家計」にたとえた記事を書きましたが、筋肉や脂肪を新しく作り出すことを家の「増築」に例えると、食べていけるだけのギリギリの生活をしていたら、家を増築して大きくする事なんか出来ないということです。
つまり、筋肉・脂肪どっちを合成するにしてもある程度余分な栄養が必要、つまり逆に言うと普段の生活+αの栄養を摂っていれば筋肉と脂肪の両方が大きくなるという事になります。
人間の体はある程度バランスを取ろうとしますから、基本的には余ったエネルギーを「筋肉だけ」とか「脂肪だけ」というように極端に配分したりはしません。
このしくみを考えると、純粋に筋肉だけを増やすということはほぼ不可能だと考えられます。
それでは筋肉だけを付ける事が難しいなら、どうすれば筋肉質な体を手に入れられるんでしょうか?
次の図をご覧下さい。
筋力トレーニングをしながら栄養を補給したときのイメージ図です。

余ったエネルギーは筋肉と脂肪両方に分配されていますが、分け前は筋肉の方が多いですね。
つまり、筋力トレーニングによって「今体に必要なのは筋肉だよ!」という刺激を与えることにより、純粋に筋肉だけを増やすことが出来なかったとしても、筋肉に回す栄養の割合を増やすことは出来るわけです。
それでは今度は逆に増えた脂肪の処理、つまりダイエットをする時の事を考えてみましょう。
エネルギーが足りなくなったら筋肉と脂肪の関係はどうなるんでしょうか?
結論から言うと余裕がある時に両方が増えるのとは逆の反応、つまり筋肉と脂肪、両方が減って行くことになります。
筋肉だけを付ける事が出来ないのと同じで脂肪だけを落とす事もまた非常に難しいのです。
しかしこの場合もそれぞれの「減る割合」を変える事は可能です。
次の図をご覧下さい。これは筋力トレーニングと併行してダイエットをした時のイメージ図です。

「筋肉は必要だから出来るだけ落とさないでね!」と体に言い聞かせながら体重を落とせば、脂肪を優先的に減らす事ができるというわけです。
筋肉を優先して体を大きくする時期と、脂肪を優先して減らす時期をつくる。
これを成功させる事が出来れば体脂肪が少ない筋肉質の肉体出来上がり!というわけです。
ボディビルダーや体重別のスポーツ選手の多くが「増量期」と「減量期」を分けているのにはそういう理由があるんですね。
前のページは
|
![]() 肉体改造研究所 (筋トレ&ダイエット) トップページへ |