左右の筋力差を克服する方法

ダンベルやバーベルなど、左右のバランスを取る必要がある器具でトレーニングを行うと、右腕と左腕、又は右足と左足で筋力が違う事に気付く事は多いと思います。

また、筋力だけでなく鏡で自分の姿を見た時などにも、体の右と左で筋肉の付き方が違うと感じたりするでしょう。

多くの場合、体の左右では筋力や筋肉の付き方に差があるものです。
そしてその差が大きすぎると、筋トレやスポーツをするときにバランスを摂ることが難しくなります。

それでは、左右のアンバランスを克服するためにはどんなトレーニングをすれば良いのでしょうか?

ある程度の差は許容範囲

誰でも体の部位によって多少の筋力差はあるものです。

例えば、仮に右利きの人なら左腕よりも右腕の筋力が多少強かったり、筋肉が発達していたりするのはごく自然な事だと思います。

高度なバランス感覚を必要とするような競技では左右の筋力がある程度一致している必要があるのかもしれません。

しかし、普通にスポーツを楽しんだり趣味で体を鍛える程度ならそれほど神経質になる必要は無いでしょう。

人体の運動能力は、完全な左右対称でないのが普通です

それでも、例えばダンベルプレスを行う時に左右の筋力が違いすぎて目的の筋肉が十分に意識できないようなら、改善する方法を考えるべきでしょう。

スポーツの場合でも左右の筋力差が大きいと、弱点をいつまでも克服できないということになりかねません。

苦手部位に意識を向けるだけでも効果あり

そもそも利き腕の方が逆の腕より筋力が強い人が多いのは、普段の生活や運動の中で利き腕を中心に使うことによって神経が発達し、さらに使用頻度が増えるという事の繰り返しによるものです。

つまり意識してその部分を使うようにすれば、神経を発達させてより筋力を発揮できるようになるということです。

例えば、ベンチプレスを行う際にいつもと同じセット・同じ回数を行うにしても、苦手な側の筋肉に意識を集中して動作を行うようにすることで、筋力バランスの改善が見込めるでしょう。

弱い方だけ集中的に鍛えるのも有効

体力や時間に余裕があれば、一通りセットをこなした後に苦手な方だけプラスアルファのトレーニングを行う方法も有効です。

具体的には、例えばスクワットを一通り行った後に負荷を大きく減らして、筋力が弱い方の脚だけで片脚スクワットを数セット行うというようなトレーニングメニューを組むのもいいと思います。

弱点を克服するトレーニング方法の例

トレーニング全体の量が増えすぎてオーバーワークになってしまうと逆効果ですが、苦手部位だけを集中して行うトレーニング法は弱点克服のためにとても有効です。

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