体育の授業や部活動練習などで屋外での運動を予定している時に雨や雪が降ると、室内での運動に変更せざるを得ないことがあります。
そんな時に、少ないスペースで出来る筋力トレーニングは、よく「補欠メニュー」として採用される事が多いのではないかと思います。
しかし、思いついたように筋力トレーニングを行う事には問題があると言わざるを得ません。
まず始めに知っておいて頂きたいのが、筋力トレーニングは正しい知識をもって行う必要があるということです。
誰もが種目の名前を言っただけで(とりあえずは)やり方が分かるような腕立て伏せや腹筋運動でも、正しいフォーム・回数で行わなければ効果が半減するどころか、障害の危険性すらあります。
最低でも腕立て伏せでは「適度な手幅を取る」ことや「関節をロックしないで行う」こと、腹筋運動なら「腰を支点にしたシットアップを行わない」ことなどを指導することは必須です。

独学でトレーニングを始めるのなら本人の自己責任で正しい方法を勉強する必要もあるかもしれませんが、体育の授業や部活動では顧問の先生や年長者がきちんと指導する義務があります。
次に問題なのが、筋力トレーニングは1回だけ、あるいは不定期に行ってもほとんど意味が無いということです。
『超回復って何?』にも書いたように、筋力は超回復のサイクルを見極めた上で計画的に続ける事によって初めて成果が得られるものです。
だから思いついたように筋肉に負荷をかけてみたところで、後に残るのは筋肉痛だけ、得るものはほとんどありません。
いやむしろ、不慣れな筋力トレーニング種目をその時だけ行ったりすれば、体に余計な負担をかけるだけの結果になるでしょう。
そして筋力トレーニングは決して楽な運動ではありませんから、「強くなった」という効果を感じることも出来ずにツライ思いをさせられれば、トレーニーのやる気を失わせるという結果になりかねません。
個人的な意見を言わせてもらうなら、何らかの理由で予定通りの運動が行えない時にすべきことは、運動を正しく行うための知識の学習だと思います。
たとえば筋力トレーニングであれば超回復の原理やトレーニング時の注意点、休養の重要性や栄養学の基礎などを学べば、わずかな時間を投資するだけで以後のトレーニング効果を大きく高められる可能性があるからです。

普段の授業、部活動の内容とメニューがきちんとリンクしていれば、振替メニューとして筋力トレーニングを行うのも良いと思います。
しかし、場当たり的な発送で、
「今日は雨か・・・よし、室内で筋トレだ!まずは腕立て伏せ50回!」
なんていう指導者があなたの周りにいたら、是非このページを印刷して渡してあげてください(笑)
前のページは
|
![]() 肉体改造研究所 (筋トレ&ダイエット) トップページへ |